駅周辺で生活が完結できる、坂が多い住宅街
渋谷駅まで急行で30分でアクセスができる閑静な住宅街。
駅周辺ではライフラインが整っており、便利であるが、駅から離れると坂が多い。
比較的、年齢層が高い印象を受ける街。
再開発は完了しており、しばらくは開発がない見込み。
基礎情報(横浜市青葉区)
地理
人口と世帯数 (2021年時点)
日本人 | 外国人 | 総数 | |
---|---|---|---|
世帯数 | 134,101 | - | 134,101 |
人口(男) | 150,096 | - | 150,096 |
人口(女) | 159,971 | - | 159,971 |
人口合計 | 310,067 | 4,725 | 314,792 |
基礎情報(青葉台駅)
- 改札数:2つ
- 正面改札(北口、西口)
- スクエア口
利用可能な路線
- 東急電鉄田園都市線
アクセス
- 新宿駅
- 田園都市線・山手線(渋谷駅乗換):45分
- 渋谷駅
- 急行:30分
- 東京駅
- 田園都市線・半蔵門線(渋谷駅乗換)・丸ノ内線(大手町駅乗換):50分
乗降者数(1日平均)
乗降者数 | |
---|---|
2021年度 | 84,111 |
2020年度 | 74,611 |
再開発情報(2022年11月時点)
年月 | 内容 |
---|---|
ー | ー |
駅周辺情報(2022年11月時点)
チェーン店
ファーストフード | 丼・麺・定食 | 寿司 | カフェ | ファミリー レストラン | その他 |
---|---|---|---|---|---|
・マクドナルド ・フレッシュネスバーガー ・ケンタッキー | ・松屋 ・日高屋 ・肉汁餃子のダンダダン ・やよい軒 ・らあめん花月嵐 ・しぶそば | ・スシロー ・くら寿司 | ・スターバックス ・ドトール ・タリーズ ・ミスタードーナツ | ・びっくりドンキー ・サイゼリヤ | ・ジュリーパスタ ・築地銀だこ ・Coco壱番屋 ・味の民芸 ・じねんじょ庵 |
コンビニ
セブン イレブン | ファミリーマート | ローソン | ミニ ストップ |
---|---|---|---|
3店舗 | 1店舗 | 1店舗 | - |
スーパーマーケット
徒歩所要時間 | 店舗名 |
---|---|
5分未満 | 青葉台 東急スクエア まいばすけっと 青葉台駅南店 まいばすけっと 青葉台駅前店 |
5~10分 | まいばすけっと 青葉台駅西店 明治屋 青葉台ストアー 成城石井 青葉台店 まいばすけっと 青葉台北店 Yaokuni Select 青葉台店 |
10分以上 | 業務スーパー 青葉台店 ライフ 青葉しらとり台店 東急ストア たちばな台店 |
周辺商業店舗
施設名 | 延床面積 | テナント階数 |
---|---|---|
東急スクエア | 東急スクエア全体:62,294 m² | |
東急スクエアSouth-1本館 | (東急スクエア内) | 地下3階、地上5階 |
東急スクエアSouth-1別館 | (東急スクエア内) | 地下1階、地上5階 |
東急スクエアSouth-2 | (東急スクエア内) | 地上7階 |
東急スクエアNorth-1 | (東急スクエア内) | 地上4階 |
東急スクエアNorth-2 | (東急スクエア内) | 地下1階ー地上2階 |
東急スクエアNorth-3 | (東急スクエア内) | 地上3階 |
東急スクエアNorth-4 | (東急スクエア内) | 地上2階 |
ケンプラザビル | 1,480 m² | 地上5階 |
パルテ青葉台 | - | 地上1階ー地上3階 |
周辺大学
大学名 | 在校生数 |
---|---|
私立日本体育大学横浜・健志台キャンパス | 約6,600名 |
星槎大学 横浜情報処理センター(通信) | 約4,500名 |
桐蔭横浜大学 | 約2,400名 |
横浜美術大学 | 約850名 |
私立昭和大学横浜キャンパス | 約700名 |
横浜商科大学 みどりキャンパス | 約290名 |
住環境情報(2022年11月時点)
高級マンション
マンション名 | 建築年月 | 総戸数 |
---|---|---|
ラ・トゥール青葉台 | 2009年8月 | 121戸 |
その他:低層階の高級マンションが多数
家賃
1K:6.5万円
商業用平均坪単価
1坪:15,000円
訪問した所感
訪問日時:2022年10月16日(日) 13:00~
所感概要
駅から円状に徒歩10分程度の距離を殆ど住居エリアが占めている。
道路沿線上に多業態の店舗が集中しているように見受けられるが、商店街の様に店舗数が多くなく発展はしていない様に見受けられる。また、駅併設の商業施設で全てが完結している。
坂が多く住宅街でのポツンとあるような店舗やデリバリーニーズの可能性があると感じた。
家族連れが少なく、小さな子供が目につかなかった。
そして、塾などの教育関連の店舗が多い印象を強く受けた。年齢層は体感ではあるが、60歳以上が多いと感じた。
また、新規店舗に少人数の列があった為、新店舗に興味がある客層は一定数存在し、可能性として既存店舗のマンネリ化が想定できる。美容系は少ないように感じた。
コース
青葉台駅 → 青葉区つつじが丘23-27 → 青葉区つつじ丘21-10 → 青葉区つつじが丘1-14 → 青葉区もえぎ野2-3 → 青葉区青葉台1丁目19-29 → 青葉区青葉台2丁目11-1 → 青葉区青葉台2丁目14-9 → 青葉区青葉台2丁目18-11 → 青葉区青葉台2丁目6-17 → 青葉区青葉台2丁目9-1 → TOKYU SQUARE south本館
レポート
青葉台駅周辺
駅ホームから改札は2カ所存在した。一つは西口と北口に出る改札。一つは中央林間行きのみでTOKYU SQUAREへ繋がる改札の2カ所だ。駅前に降り立ち、駅前の年齢層はバラバラだが、家族連れ、特に小さな子供は少ないと感じた。西口を出ると駅併設のTOKYU SQUARE south-1の入り口がある。駅周辺はTOKYU SQUAREの包囲網がしかれており、多くの私用は駅前で済むと想像できる。明確な動線は確認できないが、西口より人流が多い方に進む。古びたパチンコ店のTSUKASAを通り過ぎ進み、途中新規出店であろう洋菓子店に少しの列があり、パーソナルジムや英会話スクールを通りすぎた。
青葉区つつじが丘23-27 (住宅街)
現在地に到着。周辺は学習塾が多く点在としているエリア(*写真1)。駅から徒歩7分だが、道路が網目状にあり、尚且つ、静かな環境だと感じた。現在地から左に東方向に進み散策を続ける。
直ぐに、つつじヶ丘第一公園があり、住宅街となった。また、先程までの平坦な道とは違い『坂』があり道中のアップダウンが予想される。
青葉区つつじが丘21-10 (住宅街)
頂上であろう現在地についた(*写真2)。一軒家が多い印象で静かな住宅街だ。ここから直進し、北東に進む事にした。
青葉区つつじが丘1-14 (住宅街)
何故か現在地より北側は一気にマンションが多くなった(*写真3)。
青葉区もえぎ野2-3
YAMADA電気を通り過ぎ、更に進んでみると団地エリアに突入した(*写真4)。青葉台駅周辺の住居エリアは、『一軒家・マンション・団地』と周辺エリア毎に意図的に分かれている様に感じる程、はっきりしている。
青葉区青葉台1丁目19-29
団地を抜けると一軒家が立ち並ぶ住居エリアとなる。今まで通った道を駅から行く場合、殆ど坂道を登る様な形になりそうだ。横に横断する場合は、道のアップダウンはあるものの駅からの動線に比べれば少ないと感じる。
青葉区青葉台2丁目11-1
ようやくお店が並ぶ道へと繋がった(*写真5)。青葉台駅周辺は道路の軒並みに店舗が存在する傾向が強いと感じた。しかし、駅から数分圏内に店舗の数は少ない。駅前周辺に固まっているのだろう。
青葉区青葉台2丁目14-9
そのまま直進し西側方面へ。青葉台第二公園付近は一軒家が多い住居エリア。
青葉区青葉台2丁目18-11
素直に言ってしまえば、何もなかった(*写真6)。道路の軒並みにある店舗も不動産などの店舗がある。このままでは記載する情報が少ないので駅の方へ進む事にした。
青葉区青葉台2丁目6-17 14:00
周辺のasian bistro daiというお店があり、店内が7割程度埋まっていた。同時刻、ラーメン店nanashiには行列ができていた.
駅近くまで戻ってきた。これといった特徴が周辺にはなかった。
青葉区青葉台2丁目9-1
カラオケのJOY soundとまねきねこがすぐ近くにあり、競合していた。
TOKYU SQUARE south本館(青葉台駅付近) 14:30
TOKYU SQUARE内のスターバックス満席だ。客層は30代後半以降が多く見受けられた。また、スターバックスの一階上の階層にあるCafe&Meal MUJI も満席。スターバックスと同じ様な客層だった。
青葉台駅で開業する場合のアドバイス
飲食店の場合
自社配送のデリバリー事業、高年齢をターゲットにした和食事業
駅周辺の飲食店数が少なくニーズはあると思うが、散策した限り、物件数は少ないと予測する。
駅から坂を登る動線が多い為、デリバリー事業のニーズは高いと考える。しかし、Uberの配達員は目につかなかった。おそらく自社配送を考えなければならないので、費用はかかるのではないか。
塾が多かった為、駅周辺の年齢層と家計の支出も想定でき、メニュー開発に活かせるだろう。麺類業態は需要があり、行列店舗の価格帯は880〜1200円でも列をなしていた為、競合が少ないと考える。
カフェや軽食業態は、駅周辺に取られる為、駅から離れたところで出店する際は、明確な差別化とプレミアムな戦略が必要だろう。
昼過ぎに、商業施設内のお寿司屋の客層は高年齢層しかおらず、高齢者をターゲットとした和食業態も客層にマッチしそうだ。
美容系の場合
10代・20代の脱毛サロン、1店舗完結型サロン
美容室やネイルサロン等も店舗数は少ないと感じた。ただ、必要な坪数の店舗を取得できる可能性は疑問が残る。駅から数分で住宅街が広がるので、美容室+ネイルなどの1店舗完結型で付加価値を提供できれば、競争優位と考える。
また、塾関連が多い=子供の教育に熱心な事から、子供(小学生~高校生)を対象としたサービスの可能性も感じる。
エリア所得も高く、年齢層も高いと想定すると、高年齢者向け美容事業やパーソナル事業なども可能性を感じた。
勿論、子供に教育に熱心=所得が高いと想定される為、奥様をターゲットにしてもいい。しかし、美容系店舗が少ない現状をより詳細に把握する必要性はありそうだ。
その他事業の場合
直接、消費者に届けるサービス
記載した業態別開業案を前提にすると、立地性質、顧客年齢層、支出傾向により、直接顧客に商品を届けるサービスが向いていると考えれる。特に、個人店の八百屋や魚屋、実際に家に伺うエステやネイルサロン。坂が多く、車の交通量も多い環境下では有効な事業となるだろう。また、顧客との関係性を築き、顧客の中で優先的に選ばれ、オンリーワンな環境を創造できると感じた。また、顧客情報を獲得でき、優位に顧客へアプローチできるだろう。事業を成り立たせる為に、宣伝広告費に費用がかかると共に、ターゲットを絞った宣伝が必要になると予測する。
最後に
青葉台は、二子玉川を小さくしたエリアだと感じた。
住居も綺麗で規模の大きな家も存在した。
また、店舗数が多くない印象だが、駅併設商業施設に多くの人は流れていくだろう。
そして、やはり坂道が気になる。よって目的を明確にした店舗設計が必要になるだろう。また、駅周辺店舗の特徴として、陳腐化が進んでいる様にも感じた。駅前に店舗が密集しており、駅前路面店での出店の可能性は低いと仮定すると、空中階層や駅周辺の可能性があり、新店舗で一時的に顧客の興味は引けるだろうが、継続して顧客と繋がる仕組みがないと距離抵抗をクリアできないと予測する。