元祖「高級住宅街」であり、学生街でもある気品のある街
新宿から急行で15分であり、元祖「高級住宅街」である成城学園前駅。
私立の中学・高校もあり、学生街としての顔を持つ。
ただ、ガヤガヤしている感じではなく、活気があるという感じで非常に気品のある街である。
基礎情報(世田谷区成城)
地理
人口と世帯数 (2022年12月時点)
総数 | |
---|---|
世帯数 | 10,659 |
人口(男) | 10,770 |
人口(女) | 12,493 |
人口合計 | 23,263 |
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/001/003/002/d00195203.html
注釈:世田谷区成城1丁目~9丁目を集計
基礎情報(成城学園前駅)
東京都世田谷区成城6-5-34
- 中央口改札(北口・南口)
- 西改札口
利用可能な路線
- 小田急小田原線
アクセス
- 新宿駅
- 急行:15分
- 渋谷駅
- 京王線・井の頭線(下北沢駅乗換):18分
- 東京駅
- 京王線・中央線(新宿駅乗換):37分
乗降者数(1日平均)
乗降者数 | |
---|---|
2021年度 | 66,680 |
2020年度 | 58,614 |
再開発情報(2022年11月時点)
年月 | 内容 |
---|---|
ー | ー |
駅周辺情報(2022年11月時点)
チェーン店
ファーストフード | 丼・麺・定食 | 寿司 | カフェ | ファミリー レストラン | その他 |
---|---|---|---|---|---|
・バーガーキング ・モスバーガー ・フレッシュネスバーガー ・ケンタッキーフライドチキン | ・松屋 ・すき家 ・ポポラマーマ ・日高屋 | ・すしの美登利 ・柿家すし | ・ドトールコーヒーショップ ・スターバックス コーヒー ・ミスタードーナツ ・上島珈琲店 ・DEAN & DELUCA | ・デニーズ ・サイゼリヤ | ー |
コンビニ
セブン イレブン | ファミリーマート | ローソン | ミニ ストップ |
---|---|---|---|
2店舗 | 1店舗 | 3店舗 | ー |
スーパーマーケット
徒歩所要時間 | 店舗名 |
---|---|
5分未満 | Odakyu OX 成城店 成城石井 成城店 成城石井 Village 成城石井店 オリンピック成城店 自然食品F&F 成城コルティ店 |
5~10分 | ー |
10分以上 | ー |
周辺商業店舗
施設名 | 延床面積 | テナント階数 |
---|---|---|
成城コルティ(駅ビル) | 約1万6,900平方メートル | 地上4階地下1階建て |
周辺大学
大学名 | 在校生数 |
---|---|
成城大学 | 約8,000名 |
住環境情報(2022年11月時点)
高級マンション
マンション名 | 建築年月 | 総戸数 |
---|---|---|
アビティグランデ砧 | 2021年06月 | 215戸 |
その他:低層階の高級マンションが多数
家賃
1K:7.2万円
商業用平均坪単価
1坪:24,000円
訪問した所感
訪問日時:2022年11月27日(日) 13:45~
所感概要
駅周辺に塾やお店が集中している。
ただ、コンビニやスーパーは少ない。また、カラオケ、ゲームセンターなどの娯楽は確認できなかった。
イメージ通り、気品の漂う高級エリアという雰囲気である。
住居エリアでは、車保持比率が高いように見受けられ、住人は二子玉川などの別エリアに移動し、用事を済ませているのかもしれない。
コース
成城学園前駅 → 世田谷区成城6丁目3-10 → 世田谷区祖師谷3丁目11-1 → 世田谷区祖師谷4丁目 → 世田谷区成城7丁目5-9 → 世田谷区成城5丁目26-6 → 世田谷区成城5丁目11-4 → 世田谷区成城5丁目2 → 世田谷区成城2丁目17-4 → 世田谷区成城1丁目14-1 → 世田谷区砧8丁目26-23 → 世田谷区成城6丁目14-16 → 世田谷区成城6丁目16-18 → 世田谷区成城2丁目40-9 → 世田谷区成城2丁目25-9 → 世田谷区成城2丁目36-8 → 世田谷区成城6丁目12-1
レポート
成城学園前駅周辺
駅に到着し、改札西口と正面口があり、正面口から人通りが多い北口へ進む。 動線という動線は無く、正面口方面に向かう人が多い印象だ。
北口からどう進もうか悩んでいると、細い路地があり気になり、そちらから散策を初めようと思う。進むと直ぐにビルの中に塾が密集していた。
世田谷区成城6丁目3-10
現在地までに来る2分位の間に塾が6箇所程あった様に思える。 他のエリアもそうだったが、所得が高い=学習のニーズがあるのかと思ってしまう。
駅から徒歩4,5分で既に住居エリアの雰囲気を醸し出しており、左側に成城学園大学がある 直進し東へ進むとマンションが目に飛び込む住居エリアとなった。
世田谷区祖師谷3丁目11-1
成城学園前駅から徒歩8分程歩いてきた。ここからは住居エリアが続きそうなので、成城学園大学も回るように北に進む。 こちら側の住居エリアは、静かで比較的標準な住居の印象を受ける。広い庭、大きな門、有名な外車などが目に止まらない為だ。
世田谷区祖師谷4丁目
成城学園初等科、祖師谷小学校を通り過た。周辺には大きなマンションもなく一軒家とアパートが多い印象。ここからは、西に進む。
世田谷区成城7丁目5-9
急に、作りがしっかりして来たとエリアに入ったと思い、マップをみると成城と記載されていた。先程のエリアより、建物の大きさが一回り大きく感じる 写真の様な造りの家が多く立ち並ぶ
世田谷区成城5丁目26-6
体感と歩道に木が植えていない為、成城エリアの雰囲気は弱くなってきた為、このまま南へと進む事にする。
世田谷区成城5丁目11-4
まだまだ一軒家が多いエリアが続いている。
世田谷区成城5丁目2
小橋の両脇一面の家庭菜園があった。 散策してきた中で一番大きいであろう家を思わず撮ってしまった。これが豪邸なのだろう。
世田谷区成城2丁目17-4
明正小学校の近くにやって来た。本当に静かで落ち着いたエリアだと感じる。
世田谷区成城1丁目14-1
駅から徒歩10分程の場所である。砧中学校、東京都市大学附属中・高等学校、科学技術学園高等学校がある。幹線道路があるからなのか、マンションが増えている。
世田谷区砧8丁目26-23
橋を渡る前に、蚊柱地帯を通り抜け、初めての坂を登り、登ると一気にマンションとアパートが広がっている。現在までの散策で、急な登り坂はこの場所の一箇所のみだった。現在までほとんどが平坦な道だ。
世田谷区成城6丁目14-16
成城学園大学正門前から、イチョウ並木があり、多くの方が写真を撮っていた。
世田谷区成城6丁目16-18
途中、雑貨屋さんが二軒あり、道を歩いている人も60歳以上の女性が目に留まる事が多くなった。
世田谷区成城2丁目40-9
駅の西側には、バスロータリーが集中している。周りには不動産と塾と銀行があるが、他に特出すべき点は無かった。
世田谷区成城2丁目25-9
スイーツ屋さんを見つけた。テイクアウトと数席の店内。 スイーツ屋さんの周りの風景 駅前のスタバと上島珈琲は混雑していた。
世田谷区成城2丁目36-8
着物屋さんがあり、成城学園前エリアにはハンドメイド店や着物屋など雑貨屋と婦人服店が一階路面店にある印象を受ける。
世田谷区成城6丁目12-1
少し商店街風で、ターゲット層の年齢が高めな印象を受ける。
美容室とネイルサロンがあったが、こちらに集中しており、美容系は年齢が高い印象は受けなかった。
近くに成城石井villageという聞きなれない店舗があったので、ヒントを探しに中へ入った。
店内では高価なワインやシャンパンが販売されていた。この商品ラインナップをただの品揃えと考えるかニーズがあると考えるか難しい選択だと感じた。(後日、調べると、成城石井が展開するワインとチーズの専門店とのことだった)
駅隣接のSEIJO CORTY(成城コルティ)は、雑貨屋が多い印象を受ける。
成城学園前駅で開業する場合のアドバイス
飲食店の場合
カフェ+αの店舗、手元が見える高単価な寿司、焼鳥店
今回の所感だけで判断するのなら、カフェだろう。 そもそものニーズがある市場に資源を投入する方が戦える確率は高いと考える。
カフェに+αをつけたり、時間帯別に売りを変えたりし、顧客のニーズを捉えながら売上増加を図るべきだろう。 ついつい一緒に買ってしまうレイアウトやセットメニューを打ち出し、商品で差別化を図り明確に住み分ける必要性はあると考える。
高齢者のエリアと仮定するのであれば、抹茶専門店や和のテイストを織り交ぜても良いだろう。
駅周辺に買い物をする場所が少ないので、テイクアウトと併用してコーヒー豆やカップなどの物販も想像できる。
それ以外の業態では、物件数の少なさや土地の小ささ、利益の創出の為と0か100を消去法で考えると、必然的に高単価な実店舗での運営がリスクを少なくすると考える。 または、二毛作や三毛作でリスクを分配するか。
なぜならば、低単価だと客数と回転率に依存する為だ。席数の確保やそもそもの客数が少なかったら運営が成り立たない可能性が高い。
結果、高単価で演出を見せる店舗や◯毛作の方が柔軟性が高くなり戦っていけると考える。
美容系の場合
ー
その他事業の場合
子ども向けの教育+娯楽事業、コミニティが形成できるフィットネス、地方の食材に特化した様な物販
人が集まる事や子ども同士、家族同士など、全世代が楽しめる事業がいいだろう。
最後に
街として明確でないからこそ、どの事業でも戦っていけるが、団結して基準を構成した方が優位性を築けると考える。
つまり、個々に戦うのではなくカフェならカフェ同士で、カフェと物販などの異業種でまとまり顧客に発生していく方が街にとっても顧客にとっても三方良しとなる可能性がある。
キーワードは、
①完結していない
②場所が少ない
③徒歩数分で住居エリア
④他の場所で解決している可能性がある
多くの人が自分が住んでいる環境をよくしようと考えているはずだ。その努力や場所が一気に広がる可能性は高いと考える。